三越伊勢丹とヤフーが共同で商品開発、ビッグデータとAIで優れた商品を作れるか

三越伊勢丹とヤフーが共同で商品開発、ビッグデータとAIで優れた商品を作れるか

三越伊勢丹とヤフーはビッグデータとAIを活用して、子育て中の小柄な女性向けロングスカートを共同で開発しています。ヤフーが持つビッグデータを分析することで、スカートの潜在的なニーズを抽出し、商品開発に活かしています。消費者のニーズに合った商品を開発できれば、売れる確率が高まります。ビッグデータとAIを活用した商品の開発はこれからですが、優れた商品が生まれる可能性は高いです。

ビッグデータとAIに企業が注目する理由は、消費者の目に見えないニーズを把握できるからです。消費者のニーズを詳しく把握できれば、商品の開発、販売など、マーケティング活動のリスクが低下します。最も価値があるビッグデータを持っているのは、多くのユーザーを抱えるインターネット企業です。消費者の検索履歴、購買履歴は企業にとって価値があるもので、インターネット企業には新しいビジネスのチャンスがあります。

ビッグデータとAIへの期待は大きいですが、消費者のライフスタイルの多様化により、さらに重要になります。消費者のライフスタイルが多様化すると、消費者のニーズも多様化します。企業は多様化した消費者のニーズに対応する必要があり、消費者のニーズを把握するためには、ビッグデータとAIが有効です。多様化した消費者のニーズに対応する商品を開発できなければ、企業は業績を伸ばすことが難しくなります。

ビッグデータとAIの活用が進むと、商品の開発方法、販売方法はお客さん一人一人に最適化する方へと向かいます。ECサイトでは、お客さん一人一人におすすめの商品が提案されています。お客さん一人一人に最適な商品を開発することは、非現実的なようにも見えますが、実現される可能性はあります。商品の開発方法、販売方法がお客さん一人一人に最適化されれば、小売業にも大きな影響を与えそうです。

三越伊勢丹とヤフーはビッグデータとAIを活用して商品を開発

三越伊勢丹はヤフーと共同で、子育て中の小柄な女性向けロングスカートを開発しています。ヤフーが運営する「Yahoo!検索」、「Yahoo!知恵袋」のビッグデータをAIで解析することで、潜在的なニーズを抽出し、商品開発に活用しています。今回開発された、子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、消費者の潜在的なニーズに対応しているため、お客さんを満足させられるはずです。

ヤフーは10月より、「DATA FOREST(データフォレスト)」というビッグデータ提供・分析サービスを開始する予定で、三越伊勢丹との商品開発は先行事例になります。ヤフーは運営する多数のサービスを通じて、消費者のニーズ、悩みのビッグデータを蓄積しています。企業はヤフーが持つビッグデータを商品開発に活用することにより、消費者のニーズに合った、売れる確率の高い商品を開発できるようになると考えられます。

ビッグデータとAIを活用してスカートを開発

7月26日、三越伊勢丹とヤフーは、子育て中の小柄な女性向けロングスカートを共同で開発したと発表しました。開発された子育て中の小柄な女性向けロングスカートは9月下旬より、三越伊勢丹のブランド「arm in arm」のECサイトで販売される予定です。三越伊勢丹とヤフーは「Yahoo!検索」のキーワード、「Yahoo!知恵袋」の書き込みの分析を行い、子育て中の小柄な女性のニーズ、悩みを抽出して、商品開発に活用しています。

「Yahoo!検索」、「Yahoo!知恵袋」の分析の結果、小柄な女性はロングスカートへの関心が高く、着こなし、自転車の利用、抱っこひもとの合わせ方、静電気などの悩みがあるという知見が得られました。三越伊勢丹とヤフーはこれらの知見をもとに、自宅で洗える素材の採用、抱っこひもと合わせやすいようポケットの高さを調整などの工夫を行い、子育て中の小柄な女性向けロングスカートを開発しています。

「Yahoo!検索」に入力されたキーワード、「Yahoo!知恵袋」に書き込まれた内容には、消費者のニーズ、悩みが含まれています。「Yahoo!検索」、「Yahoo!知恵袋」にあるロングスカートの情報は、ロングスカートに強い関心を持った人たちが書き込んだものです。「Yahoo!知恵袋」は他の人に相談するシステムで、利用者は問題を抱え、悩んでいて、問題を解決するための方法を探しています。

三越伊勢丹とヤフーが共同開発した、子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、消費者のニーズに合っている可能性が高いです。「Yahoo!検索」、「Yahoo!知恵袋」の分析結果を取り込んでいるため、子育て中の小柄な女性向けに最適化されたロングスカートです。ターゲットを子育て中、かつ、小柄な女性に絞り込んでおり、小さなマーケットで付加価値の高い商品を販売しようとしています。

ヤフーは企業にビッグデータを提供するサービスを計画

ヤフーは10月より、「DATA FOREST(データフォレスト)」という新サービスを開始する予定です。「DATA FOREST」は、企業や自治体が持つデータとヤフーのビッグデータを組み合わせて分析するものです。「DATA FOREST」の機能は、生活者の興味関心の可視化、エリア特性・人流の可視化、レコメンドエンジンの三つです。三越伊勢丹とヤフーの商品共同開発も、「DATA FOREST」を活用したものです。

「DATA FOREST」の説明会が2月に行われ、その中でセブンイレブンの実証実験の事例が紹介されました。セブンイレブンはヤフーのビッグデータを分析した結果、新婚家庭(と推測される世帯)において、料理のメニューではなく、「キャベツ レシピ」、「じゃがいも レシピ」など、素材を軸に検索を行うケースが多いという知見を得ています。新婚家庭では特定の食材が余ることが多く、消費に困っていると推測できます。

この知見から思いつくのは、余った食材をまとめて消費できるミールキットの開発です。キャベツを大量に使うミールキット、じゃがいもを大量に使うミールキットがあれば、食材が余っている家庭で喜ばれます。セブンイレブンは調理をしなくて済むように、調理不要の食品を多数販売しています。余った食材をまとめて消費できるミールキットを開発すれば、新しいお客さんを取り込めるチャンスがあります。

ヤフーが持つビッグデータは、企業の商品開発に有効活用できるのではないかと思います。伊勢丹三越、セブンイレブンの事例を見ても、ヤフーの持つビッグデータから、商品開発に活かせる知見を得られています。ターゲットとするお客さんを絞り込むことで、付加価値の高い商品、価格の高い商品の開発が可能になります。魅力的な商品が次々に開発されるようになれば、消費の活性化にも繋がるのでポジティブです。

ビッグデータとAIは消費者のニーズを把握するための有効な方法

ビッグデータとAIは、ビジネスを成長させるものとして注目されています。ビジネスにインターネットとデジタル機器が導入されたことで、企業はデータを蓄積することが可能になりました。多くの業種の中でも、最も価値があるビッグデータを保有していると考えられるのがインターネット企業です。インターネット企業は膨大な数の利用者を抱えていて、日々、様々なビジネス領域のビッグデータを蓄積しています。

企業はインターネット企業が保有するビッグデータを活用することで、消費者のニーズを把握できます。検索エンジンやECサイトのビッグデータは、消費者のニーズそのものです。消費者のニーズをマーケティング活動に活用すれば、ビジネスで成功する確率が高まります。インターネットにはリアルでは取得できないデータが蓄積されていて、これまでにはない知見を得ることができます。

インターネット企業はサービスを通じてビッグデータを蓄積

最も価値のあるビッグデータを蓄積しているのは、インターネット企業です。有名なインターネット企業には、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)、楽天、ヤフー、ZOZO、LINE、メルカリなどがあります。インターネット企業はサービスを通じて、膨大な数の利用者と接触し、活動履歴をビッグデータとして蓄積しています。時間が経過するにつれて、インターネット企業が保有するビッグデータの量も増えます。

検索エンジンに入力されるキーワードは、消費者のニーズ、悩みです。消費者は買い物、飲食、旅行、契約など、あらゆる消費活動を行う前に、検索エンジンを利用して情報を収集します。検索される回数が多いキーワードは、それだけ多くの人が必要としているということになります。検索エンジンに入力されるキーワード、検索される回数は、企業の売上に繋がる重要なデータです。

ECサイトが持つビッグデータは、検索エンジンが持つビッグデータよりも購買活動への影響力が大きいです。ECサイトの利用者は買い物をする直前の状況にあり、検索するキーワード、商品ページの閲覧履歴は、利用者が必要としている商品そのものです。ECサイトは日々蓄積されるビッグデータを活用して、ECサイトの買い物体験を改善しています。ECサイトが利用者から好まれ、売上高が伸びるのは順当です。

多くのインターネット企業は商品の開発・販売をしておらず、企業と消費者をマッチングさせる手数料、広告収入で収益を上げています。インターネット企業は事業を行う過程で、検索履歴、閲覧履歴など、様々な履歴のビッグデータを蓄積します。ヤフーは保有するビッグデータを活かした、データ企業を目指すことを打ち出しています。インターネット企業は保有するビッグデータを用いて、多くの企業に影響を与えるようになります。

ビッグデータとAIの活用で消費者のニーズを把握できる

インターネット企業は提供するサービスを通じて、ビッグデータを蓄積しています。三越伊勢丹と商品を共同開発したヤフーは、「Yahoo!検索」、「Yahoo!知恵袋」、「Yahoo!ショッピング」、「Yahoo!不動産」、「Yahoo!トラベル」など、消費活動に関連したサービスを多数運営しています。企業はヤフーが保有するビッグデータをAIで解析すれば、自社のビジネスに活用できる知見を得られるのではないかと思います。

毎日多くの消費者と接触する企業でも、消費者のニーズを把握することは簡単ではありません。小売業の場合、電話による問い合わせ、店舗での接客でお客さんのニーズを把握します。多くのお客さんは積極的に質問をしないので、お客さんがどのような商品を望んでいるのか、正確に知ることは困難です。小売業は毎日多くのお客さんと接触しているものの、ニーズの把握は難しく、お客さんのことをよく理解しているとは言えません。

リアルでの買い物とインターネットでの買い物を比較すると、インターネットの方が気軽です。リアルで店員に話し掛けることは面倒くさいですが、インターネットで検索するのは簡単です。また、リアルでは複数の商品を見ることは面倒くさいですが、インターネットでは、簡単な操作で多くの商品を見ることができます。インターネットにはリアルでは取得することが難しい、消費者のニーズ、悩みが蓄積されています。

ECサイトの売上ランキングを見ると、お客さんがどのような商品を必要としているのかが簡単に分かります。小売業はECサイトのランキングを活用すれば、店舗の品揃えを最適化できます。ECサイトの売上ランキングだけでも、小売業にとって充分な価値があり、ビッグデータにはさらに大きな価値があります。消費者のニーズを詳しく把握すれば、売上・利益を増やしたり、ヒット商品を開発できるチャンスが大きくなります。

ライフスタイルの多様化でビッグデータとAIの重要性が高まる

ビッグデータとAIは、すべての企業にとって重要なものになると考えられています。企業の商品開発においては、消費者のニーズを把握するために重要になります。消費者のライフスタイルは多様化していて、生活に必要とする商品も多様化しています。企業が魅力的な商品を開発するためには、多様化した消費者のニーズを把握しなければなりません。ビッグデータとAIを活用することにより、小さなニーズを発見することができます。

消費者のニーズが多様化したため、企業は一つの商品を大量生産・大量販売で儲けることが難しくなっています。消費者のニーズが多様化したことにより、特定のニーズを満たす、高付加価値の商品が求められるようになります。子育て中の小柄な女性向けロングスカートのような、ターゲットを絞り込んだ商品は特定の消費者に喜ばれます。多くの販売数量は期待しにくいものの、高収益の商品になる可能性があります。

ライフスタイルの多様化は消費者のニーズの多様化に繋がる

日本は失われた20年、30年とも言われていて、その間に社会には変化が起こっています。誰もが同じようなライフスタイルで生活をする画一的な社会から、様々なライフスタイルの生活がある、多様化した社会へと変化しています。ライフスタイルが多様化すると、消費者のニーズも多様化することになります。消費者のニーズが多様化したことは、企業にとってはピンチでもあり、チャンスでもあります。

一般的な日本人のライフスタイルとして、多くの人が理想とするイメージがあります。学校を卒業して、正社員で就職、恋愛・結婚をして子供が生まれ、家具、家電、自動車、家を買うというものです。このようなライフスタイルは多くの人の理想だと考えられますが、誰もが実現できるわけではなくなっています。最初の就職のところでつまずくと、その後の恋愛・結婚、消費活動が起こりにくくなります。

小売業の状況を見ると、比較的歴史の長い、百貨店、総合スーパーの業績が低迷しています。百貨店、総合スーパーの業績の不振には、いくつかの要因がありますが、ライフスタイルの多様化も一因です。百貨店、総合スーパーはファミリー向けのストアコンセプトであるため、単身者が増えるとビジネスが難しくなります。単身者は生活に必要なものが少なく、百貨店、総合スーパーで買い物をする機会は少ないです。

多くの人が同じライフスタイルで生活をする社会では、多くの人が同じ商品を購入します。一方、様々なライフスタイルが存在する社会では、人々はそれぞれのライフスタイルに合った商品を購入します。昔のように、企業が画一的な消費者のニーズを狙って、大量生産・大量販売をすることが難しい状況になっています。企業は消費者のライフスタイル、ニーズの多様化に合わせて、品揃えを多様化しなければなりません。

ビッグデータとAIの活用で多様化したニーズに対応できる

消費者のニーズが多様化したため、企業は多様化した消費者のニーズに合った商品を開発するようになります。一つの商品を大量生産・大量販売できた時代と比較すると、開発する商品の種類は増え、開発に掛かるコストも増えます。多様化した消費者のニーズを把握する方法の一つとして、ビッグデータとAIは有効です。ビッグデータとAIを活用すれば、たくさんある小さなニーズを素早くキャッチすることができます。

三越伊勢丹はヤフーのビッグデータとAIを活用して、子育て中の小柄な女性向けロングスカートを開発しました。女性、子育て中、小柄とターゲットが絞り込まれていて、特定の消費者のニーズを狙った商品です。ターゲットを絞り込むことで、高付加価値の商品の開発・販売が可能になっています。ヤフーのビッグデータとAIを活用しなければ、このような小さなニーズを把握することは難しかったのではないでしょうか。

一般的に、付加価値の高い商品の価格は高く、付加価値の低い商品の価格は安いです。企業は付加価値の高い、価格の高い商品を開発したいですが、そのような商品を開発することは簡単ではありません。一方で、付加価値の低い商品は、付加価値の高い商品に追い付こうと改良を続けるので、コスパの良い商品が次々に登場します。コスパの良い商品が増えれば、価格の高い商品は売れにくくなり、商品全体の価格が低下します。

企業がビッグデータとAIに期待することは、多様化した小さなニーズの把握、高付加価値・高価格の商品の開発です。高付加価値・高価格の商品を開発しなければ、商品の価格はどんどん安くなってしまいます。企業は三越伊勢丹とヤフーが共同開発した、子育て中の小柄な女性向けロングスカートのような、付加価値の高い商品を開発したいです。消費者のニーズを絞り込んだ商品は、高価格で販売するチャンスがあります。

ビッグデータとAIの活用で商品の開発方法・販売方法が変わる

ビッグデータとAIの活用が進めば、商品の開発方法、販売方法が変わる可能性があります。具体的には、お客さん一人一人に最適な商品が開発され、販売されるようになります。多くのECサイトでは、お客さん一人一人の好みに合った商品の販売が既に行われています。お客さん一人一人の好みに合った商品を開発することは、商品を販売することよりも難しいですが、実現する可能性はあるのではないかと思います。

三越伊勢丹とヤフーはビッグデータとAIを活用して、共同で商品を開発しました。子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、お客さんの細分化されたニーズに対応する商品です。この取り組みが進化すれば、さらに細分化されたニーズに対応するようになり、最終的には個人にまで細分化されます。お客さん一人一人の好みに合った商品の開発、販売が実現すれば、小売業にも大きな影響が出そうです。

ECサイトではパーソナライゼーションで商品を販売

多くのECサイトでは、お客さん一人一人におすすめの商品を提案する、レコメンデーションが導入されています。レコメンデーションのように、お客さん一人一人に商品・サービスを最適化することを「パーソナライゼーション」と呼びます。パーソナライゼーションは以前からECサイトに導入されている機能ですが、ビッグデータとAIの活用が進めば、パーソナライゼーションのさらなる高性能化が期待できます。

ECはお客さんに様々なメリットを提供していますが、パーソナライゼーションはお客さんがECサイトで買い物をする理由の一つです。お客さんは自分の好みに合った商品を提案してもらえれば、買い物が楽しくなり、少ない時間で多くの商品を見ることができます。ECサイトでは自分専用の商品が常に陳列されていて、お客さんは買い物をしないときでも、商品を見るためにECサイトを開くようになります。

ECサイトと実店舗はよく比較されますが、パーソナライゼーションは両者の大きな違いです。実店舗の売り場は店舗周辺の商圏に最適化されており、お客さん一人一人に最適化されていません。一方、ECサイトは豊富な品揃えの中から、お客さん一人一人に最適化した売り場を表示します。買い物に時間を掛けたくない、忙しいお客さんが増えており、ECサイトのパーソナライゼーションの価値は高まっています。

ビッグデータとAIの活用により、ECサイトのパーソナライゼーションはさらに進化すると考えられます。お客さんは自分の好みに合った商品と遭遇しやすくなり、ECサイトは商品が売れやすくなります。ECサイトでは、お客さんが必要な商品、欲しい商品を見つけられない機会損失が存在しています。このような機会損失をビッグデータとAIで解消できれば、お客さんにとっても、ECサイトにとっても良いことです。

商品の開発においてもパーソナライゼーションが起こる

ECサイトでは、商品の販売でパーソナライゼーションが行われています。将来的には商品の販売だけではなく、商品の開発においても、パーソナライゼーションが行われるようになるのではないかと思います。企業とお客さんの関係は、企業が先に商品を開発して、お客さんがそれを選択するというものです。商品の開発でパーソナライゼーションが実現すれば、企業はお客さんから仕様を指定した注文を受けて、商品を開発します。

三越伊勢丹とヤフーが共同で開発した、子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、商品開発のパーソナライゼーションのスタートだと言えます。子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、ビッグデータとAIを活用して、消費者のニーズを推測して開発されました。子育て中の小柄な女性向けロングスカートは、消費者のニーズを絞り込んでおり、細分化されたニーズに最適化することを意図した商品です。

商品の開発でパーソナライゼーションが進むと、企業がお客さんに商品の開発を提案したり、カスタマイズ可能な商品が登場するようになります。スカートであれば、生地のデザインを指定する、ボタンの種類を指定する、ポケットの場所を指定する、長さを指定するといったカスタマイズです。商品の価格は高くなりますが、自分のニーズにピッタリ合った商品が手に入るのであれば、買いたいと考えるお客さんはいるはずです。

企業がお客さんに商品の開発を提案したり、カスタマイズ可能な商品が登場すると、小売業にも影響が出ます。企業とお客さんが直接繋がることになるので、商品の仕入れ・販売が不要になる、店舗が不要になるといったことが起こるかもしれません。ECの登場により、小売業は大きな影響を受けました。ECの登場に加え、商品の開発でパーソナライゼーションが起こると、小売業の存在感はさらに小さくなってしまいます。