スマートフォンを使ったネットショッピングの拡大で実店舗離れが進む

スマートフォンを使ったネットショッピングの拡大で実店舗離れが進む

スマートフォンを使ってネットショッピングをする人が増えていますが、スマートフォンは画面が小さく、多くの商品を見たり、比較することに不向きです。スマートフォンで買い物をするお客さんは、商品をじっくり見なくても、商品レビューがあれば、問題なく買い物ができるということになります。お客さんがじっくりと商品を見ずに買い物をするようになれば、買い物に時間と労力が掛かる実店舗の価値は低下します。

経済産業省、上場企業が発表している資料を見ると、スマホ比率は年々上昇しています。楽天市場、ZOZOTOWNのような人気のネット通販サイトでは、スマホ比率が70~80%以上もあります。洋服はネット通販サイトで買いにくいと考えられていますが、スマートフォンから多く購入されています。お客さんは商品レビューや自分の経験をもとに、高額な商品、買い物頻度が低い商品も、スマートフォンで購入するようになります。

ネット通販サイトはお客さんにパソコンではなく、スマートフォンでの買い物を促しています。ネット通販サイトがスマートフォンでの買い物を増やしたい理由は、ネットショッピングの買い物体験をさらにシンプルなものにしたいからだと考えられます。お客さんにスマートフォンで商品を検索してもらい、商品レビューを見て素早く購入してもらうことが、ネット通販サイトが追求している買い物体験ではないでしょうか。

スマートフォンで買い物をする人が増えているため、お客さんは買い物への意欲を失っているようにも見えます。自分で時間を掛けて商品をじっくり見るよりも、商品レビューを見て、みんなと同じものを購入することを好んでいます。スマートフォンのシンプルな買い物体験と比較すると、実店舗の時間と労力が掛かる買い物体験は不便ではありますが、実店舗は実店舗ならではの新しい価値を作り出したいところです。

スマートフォンで買い物をする人が増えると実店舗の価値が下がる

スマートフォンは画面が小さいため、多くの商品情報をチェックしたり、商品を比較することには不向きです。スマートフォンを使ったネットショッピングは、少数の商品を見て、素早く買い物をするものです。このようなシンプルな買い物体験は、店舗に長く滞在して、たくさんの商品を見て、時間を掛けて買い物をする、実店舗の買い物体験と対立します。スマートフォンを使ったネットショッピングを好む人が増えれば、買い物に時間が掛かる実店舗は敬遠され、実店舗の価値は低下することになります。

買い物をすることには楽しさがありますが、一方で、面倒くさいと感じることもあります。スマートフォンのシンプルな買い物を体験が人気になっていることから、買い物を面倒だと考えている人が増えていると言えます。スマートフォンのシンプルな買い物体験に満足する人が増えれば、時間を掛けて実店舗で買い物をする必要はなくなるため、お客さんの実店舗離れが加速することになります。

スマートフォンのシンプルな買い物体験

スマートフォンを使ってネットショッピングをする人が増えていますが、スマートフォンはパソコンと比較すると画面が小さいです。小さい画面で多くの商品をチェックすることは大変で、お客さんは少ない商品情報で買い物をしていることになります。少数の商品を見て、短い時間で買い物をするスマートフォンのシンプルな買い物体験は、たくさんの商品を見て、ゆっくり買い物をする実店舗の買い物体験と対立します。

ネットショッピングの不便な点は、実物を見てから買い物できないことです。パソコンでも商品情報の収集、商品の比較は時間が掛かる作業ですが、画面の小さいスマートフォンはパソコンよりもさらに多くの時間が掛かります。しかし、スマートフォンの画面が小さいことについての否定的な意見はなく、スマートフォンはいつでも、どこでも便利にネットショッピングができるデバイスとして、肯定的に評価されています。

実店舗を運営する従来の小売業の考え方は、お客さんに少しでも長く店舗に滞在してもらい、一つでも多くの商品を見て、購入してもらいたいというものです。お客さんの利便性については重視しておらず、買い物に十分な時間を掛けてもらうことを想定しています。小売業のこのような価値観は、スマートフォンの時間を掛けない、シンプルな買い物体験とは反対のもので、お客さんのニーズに合わなくなっているかもしれません。

ネット通販が登場したことで、実店舗からネット通販へとお客さんが流出する状況が続いています。実店舗にとって、ネット通販はお客さんを奪う存在ですが、単にお客さんが減るだけではなく、お客さんの消費行動を変えていることも脅威です。スマートフォンで少数の商品を見て、短時間で買い物をすることに問題がなければ、買い物に時間が掛かる実店舗を敬遠する人が増え、実店舗の価値は低下することになります。

買い物は楽しむものから面倒なものへと変化

買い物は生活に不可欠なもので、楽しいものでもあり、面倒なものでもあります。一週間に複数回買い物をする食品、日用品を買うことはそれほど楽しくはありませんが、買い物の回数が少ない、洋服、家具、家電を買うことには楽しさがあります。スマートフォンのシンプルで、時間の掛からない買い物体験は、買い物を面倒だと考える人たちのためのものです。スマートフォンを使ってネットショッピングをする人が増えていて、買い物を楽しいと感じる人が減り、面倒だと感じる人が増えていると推測できます。

買い物を面倒だと感じる人が増えた理由は、忙しい人が増えたからだと考えられます。仕事を持つ女性は仕事に時間を使うので、買い物に使える時間が減ることになります。食品、日用品の買い物は、いつも同じ店舗で同じ商品を買っていて、単純作業を繰り返しています。店舗に行かなくても、ネットショッピングで同じ商品が手に入るのであれば、時間を節約するために、ネットショッピングで買い物をするようになります。

買い物のリスクが小さくなっていることも、ネットショッピングが人気になる理由です。インターネットには商品レビューが大量にあり、自分で商品を見て、体験しなくても、他人の商品レビューを参考に買い物をすることができます。自分で商品を見て、体験してから買い物をした方がリスクは小さいですが、そのような手間を掛けなくても問題ないと考える人は、ネットショッピングで買い物をするようになります。

買い物は面倒、時間を掛けるのはもったいないと考える人が増えれば、実店舗の価値は低下します。お客さんがスマートフォンの小さな画面で、少数の商品を見て買い物をすることに問題がなければ、実店舗に出掛けて買い物をする理由はなくなります。実店舗は売上の減少だけでなく、スマートフォンのシンプルな買い物体験、消費者の買い物に対する意識の変化についても、注視するべきではないでしょうか。

スマートフォンでネットショッピングをする人が増えている

ネットショッピングの利用者が増えていて、同時にスマホ比率も高まっています。スマホ比率の上昇はネットショッピング全体のトレンドで、楽天市場、ZOZOTOWNのような人気のネット通販サイトでは、70%を超える高い数字になっています。スマートフォンを使ったネットショッピングには、お客さん、ネット通販サイトの両方にメリットがあり、今後もスマホ比率は上昇を続けるのではないかと考えられます。

お客さんがスマートフォンを使ってネットショッピングをする理由は、スマートフォンは常に身近にあり、最も便利なデバイスであるためです。若い世代はパソコンを持つ前に、スマートフォン、タブレットを持つので、スマートフォンでネットショッピングをするのは自然なことです。パソコンとスマートフォンの両方を持つ人も、注文しようと決意したときには、パソコンよりもスマートフォンを使った方が便利です。

スマートフォンで買い物をする人が増加

ネットショッピングの利用者が増えていることは、重要な変化だと考えられていますが、どのデバイスで買い物をしているかということはあまり注目されていません。政府や企業が発表している、ネットショッピングに関する資料を見ると、スマートフォンで買い物をする人が増えています。スマートフォンはEC市場の拡大を牽引していて、将来的には、ネットショッピングの大半がスマートフォンで行われるようになるかもしれません。

経済産業省が5月16日に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、2018年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は9兆2,992億円(前年比8.12%増)、EC化率は6.22%(前年比0.43ポイント増)でした。物販系分野のBtoC-EC市場規模のうち、スマートフォン経由の市場規模は3兆6552億円(前年比21.5%増)、スマホ比率は39.31%(前年比4.31ポイント増)となっていて、市場規模の増加率は全体の2倍以上と大きいです。

楽天市場、ZOZOTOWNのような人気のネット通販サイトでも、スマホ比率が上昇しています。楽天の決算説明会資料によると、2018年の「楽天市場モバイル流通総額比率」は70.2%(前期比6.0ポイント増)です。ZOZOの決算説明会資料によると、2019年3月期第4Qのスマートフォンの出荷比率は86.6%(前期比3.4ポイント増)です。人気のネット通販サイトはスマホ比率が特に高く、100%に近づいて行きそうです。

スマートフォンを使ってネットショッピングをする人が増えていることについて、好意的な見方が多いです。ネット通販サイトはお客さんにスマートフォンでの買い物を促していて、スマホアプリ経由で買い物をすると、ポイント付与率が上乗せされるネット通販サイトもあります。スマートフォンでのネットショッピングは、お客さんは便利で、ネット通販サイトは商品が売れる確率が高まるので、両者にメリットがあります。

スマートフォンで買い物をする理由

ネットショッピングではパソコンの利用が減り、スマートフォンの利用が増える状況になっています。パソコンからスマートフォンへのシフトが起きる原因は、パソコンに問題があるというよりは、スマートフォンで買い物をした方がお客さんにとって都合が良いからではないかと思います。スマートフォンは常に身近にあるので、お客さんが買い物をしようと考えた時、スマートフォンで注文をするのは自然です。

インターネットを利用するデバイスはパソコンが最初にあり、その後、スマートフォン、タブレットが登場しました。スマートフォン、タブレットの販売数量が増加するのに合わあせて、ネットショッピングのスマホ比率が高まるのは順当です。若い世代はパソコンを持つ前に、スマートフォン、タブレットを持つことが多いので、若い世代のネットショッピング利用者が増えれば、スマホ比率は上昇することになります。

パソコンとスマートフォン、タブレットを持つ人は、どのデバイスでもネットショッピングをすることができます。パソコン、スマートフォン、タブレットの中で、最も注文をする可能性が高いデバイスは、常に身近にあるスマートフォンではないでしょうか。商品の情報収集、比較はパソコンで行っておいて、購入の意志が固まった時にスマートフォンで注文をするというのは、ありそうな買い物方法です。

パソコンではなく、スマートフォン、タブレットからインターネットを使い始める若い世代、高齢者にとっては、スマートフォンを使ってネットショッピングをすることが普通です。パソコンを持たない人は、パソコンを使ったネットショッピングがどのようなものかというのを意識することもありません。ネットショッピング利用者の年齢層が若いことを考えると、ネットショッピングはスマートフォンでやるものとして定着しそうです。

ネット通販サイトがスマートフォンで買い物をしてもらいたい理由

ネット通販サイトがお客さんにスマートフォンを使って買い物をしてもらいたい理由は、スマートフォンの利便性が、ネット通販サイトが追求する利便性に合致するからだと思います。スマートフォンは画面が小さいため、多くの商品を検索したり、比較することには不向きです。ネット通販サイトはお客さんの検索キーワードに対して、適切な商品を紹介することで、スマートフォンの画面の小さいデメリットを補うことができます。

スマートフォンはいつでも、どこでも買い物ができるので、ネット通販サイトは機会損失を解消できるメリットがあります。お客さんはネットショッピングで気になる商品があっても、必ずしもすぐに購入を決断するわけではありません。何かのきっかけでお客さんが商品の購入を決断した時に、スマートフォンから注文できれば、ネット通販サイトはお客さんの決断のタイミングを逃さず、確実に売上を得ることができます。

ネット通販サイトは利便性を追求する

ネット通販サイトはお客さんにスマートフォンを使って買い物をすることを促していて、一部のネット通販サイトでは、スマホアプリで買い物をするとポイントが上乗せされる仕組みがあります。スマートフォンはいつでも、どこでも便利に買い物ができることがメリットですが、画面が小さいというデメリットもあります。ネット通販サイトはスマートフォンのデメリットよりも、メリットの方を重視しているように見えます。

ネット通販サイトがお客さんに提供している価値は、24時間買い物ができる、豊富な品揃えがある、商品を自宅に届けてくれるなどの利便性です。利便性を追求するネット通販サイトにとって、いつでも、どこでも便利に買い物ができるスマートフォンは重要なデバイスです。お客さんに通勤時間、昼休みなど、空き時間にスマートフォンを使って買い物をしてもらうことで、ネット通販サイトはさらに売上を増やせます。

ネット通販サイトがお客さんに提供したい買い物体験は、シンプルで、時間の掛からないものです。パソコン、スマートフォン、タブレット、どれを使っても、大量にあるネット通販サイトの商品をチェックするのは大変です。たくさんの商品を見てもらう、比較してもらうといった買い物体験は、商品数が増え続けるネット通販サイトでは提供することは難しく、商品を見なくても買えるような仕組みが望ましいです。

ネット通販サイトがスマートフォンで実現したい買い物体験は、お客さんの検索に対して最適な商品を紹介して、それを迷わず買ってもらうことではないでしょうか。商品がお客さんのニーズに合致している必要があり、価格も競合店舗よりも安く、良い商品レビューがたくさん付いている必要があります。ネット通販サイトが確実に価値のある商品を紹介してくれるのであれば、お客さんはスマートフォンからでも不安なく注文できます。

スマートフォンは機会損失がない

スマートフォンには機会損失がないことも、ネット通販サイトがお客さんにスマートフォンを使って買い物をしてもらいたい理由です。パソコンは自宅、会社など、屋内で使うことが多いですが、スマートフォンは常に身近にあります。パソコンを使ってネットショッピングをする人を減らし、スマートフォンを使ってネットショッピングをする人を増やせば、機会損失が解消され、ネット通販サイトの売上は増加します。

ネットショッピングで買い物をするお客さんは、気になる商品をカートに入れても、すぐに購入しない人もいます。このような状態は「カゴ落ち」と呼ばれ、ネット通販サイトにとっては機会損失で、どうにかしてカートに入っている商品を注文まで繋げたいです。スマートフォンは「カゴ落ち」を解消する方法の一つで、お客さんはスマートフォンを常に持っているため、いつでも、どこもで、注文をすることができます。

ネットショッピングに関するアンケート調査を見ると、お客さんは様々な場面でネットショッピングを利用しています。通勤中、昼休み、会議中、ベッドの中、トイレの中などでネットショッピングを利用している人が多く、ごく短時間であっても、スマートフォンを使って買い物をすることができます。いつでも、どこでも買い物ができるというスマートフォンの利便性は、お客さんの満足度のアップに繋がります。

スマートフォンには機会損失がないことを考えると、ネット通販サイトがパソコンではなく、スマートフォンでの買い物を増やそうとするのは順当です。ネット通販サイトの課題としては、いかにお客さんのニーズに合った、適切な商品を紹介することではないでしょうか。スマートフォンの画面は小さく、いつでも、どこでも注文できるため、慌てて注文した結果、不適切な商品を購入してしまうと、お客さんの後悔は大きいです。

小売業はどのようにすれば実店舗の価値を高めることができるか

実店舗とECサイトが融合したオムニチャネルは、実店舗の価値を高める施策として、多くの小売業が取り組んでいます。オムニチャネルの具体的な内容には、実店舗とECサイトの購買履歴、ポイントシステムを統合する、ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取る、返品するなどがあります。ネット通販の市場規模が毎年拡大を続ける中で、オムニチャネルは小売業が業績を伸ばすために不可欠なものであると考えられています。

スマートフォンを使ってネットショッピングをするお客さんは、スマートフォンの小さい画面で少数の商品を見て、買い物をすることに満足しています。多くのお客さんがスマートフォンの買い物体験に満足するようになれば、実店舗の価値が低下します。お客さんは商品を調べたり、買い物をする場合、スマートフォンの検索から始めるため、小売業はECサイトを持たなければ、お客さんの選択肢から外れてしまう可能性があります。

実店舗の価値を高めるオムニチャネル

実店舗とECサイトが融合したオムニチャネルは、実店舗の価値を高める施策として、多くの小売業が取り組んでいます。オムニチャネルの具体的な内容には、実店舗とECサイトの購買履歴、ポイントシステムを統合する、ECサイトで注文した商品を実店舗で受け取る、返品するなどがあります。ネット通販の市場規模が毎年拡大を続ける中で、オムニチャネルは小売業が業績を伸ばすために不可欠なものであると考えられています。

スマートフォンを使ってネットショッピングをするお客さんは、スマートフォンの小さい画面で少数の商品を見て、買い物をすることに満足しています。多くのお客さんがスマートフォンの買い物体験に満足するようになれば、実店舗の価値が低下します。お客さんは商品を調べたり、買い物をする場合、スマートフォンの検索から始めるため、小売業はECサイトを持たなければ、お客さんの選択肢から外れてしまう可能性があります。

実店舗とECサイトが融合したオムニチャネルにより、実店舗を持つ小売業ならではの買い物体験を提供することができます。ECサイトで注文をした商品でも、実店舗で受け取り、返品ができたり、店員に質問できれば、お客さんは安心して買い物ができます。ネットショッピングは便利ですが、実店舗とECサイトが融合したオムニチャネルで実店舗の価値を高めることにより、お客さんを実店舗に呼び込むチャンスはあります。

オムニチャネルはネット通販サイトに対抗するものではなく、お客さんの利便性を高め、実店舗の客数を増やすための施策でもあります。ECサイトで買い物をするお客さんに対して、実店舗の商品を適切にレコメンドすれば、商品を受け取る時についで買いが見込めます。小売業では既存店の客数の減少が起こっていることもあり、実店舗とECサイトが融合したオムニチャネルの重要性が高まっています。

実店舗ならではの体験には価値がある

スマートフォンを使ってネットショッピングをするお客さんは、スマートフォンのシンプルな買い物体験に満足しています。お客さんが商品の実物を見たり、体験することなく、スマートフォンで買い物をしていることは、実店舗を持つ従来の小売業にとってはよいことではありません。このようなお客さんに対して、実店舗ならではの買い物体験を作り出し、実店舗で買い物をしてくれるように持って行きたいところです。

ネット通販サイトには膨大な数の商品があり、各商品には購入者のレビューが付いています。商品情報を得るという意味では、実店舗よりもネット通販サイトの方が優れています。ただ、ネット通販サイトでは商品の存在を知ることはできても、商品を体験できないため、商品に感動する、驚くといったことはありません。商品を検索する、商品情報を見るという操作はすべての商品で同じで、すぐに飽きてしまう単調な繰り返し作業です。

商品を実際に見て、触って、体験できることは、ネット通販サイトにはない、実店舗ならではの価値です。実店舗で新商品、季節商品、セール商品を見ると、お客さんは様々な感想を持ちます。実店舗には店員、お客さんもいるので、店員に質問をしたり、他のお客さんがどんな買い物をしているのかも参考になります。実店舗とネット通販サイトで同じ商品を見たときに、お客さんがより心を動かされるのは実店舗の方です。

実店舗とネット通販の買い物体験を比較すると、実店舗の方が買い物に時間が掛かるため、お客さんは実店舗の買い物を不便だと感じるかもしれません。実店舗も買い物の利便性を向上させる必要がありますが、ネット通販サイトの利便性に追い付くことはできないと思います。実店舗がお客さんに提供する価値は、利便性ではなく、よい商品と出会える、商品を体験できるといった、実店舗ならではの買い物体験ではないでしょうか。